無気力でダラダラ
→成功体験で「ありがとう」の一言を

 やる気がなくなっている子は、自分ができない理由を自分の能力のせいにしてしまい、「がんばってもしょうがない」と思い込んでいることがよくあります。そうしたときには、洗濯物を畳む、食卓に食器を並べるなど、ちょっとしたお手伝いで小さな成功体験をさせ、心から「ありがとう」と感謝を伝えると、子どもはがんばることが好きになっていきます

お腹が痛くなる・頭が痛い・朝起きられない
→まずは医師へ。問題なしなら解決を急がない

 子どもが深刻な不調を訴えたときは、まずは医師の診察を受けることが第一です。医学的に明確な病気や症状ではないとわかれば、ストレスが原因かもしれません。解決を急いだり、大人が勝手に犯人探しをしたりすると余計にストレスがかかるので、「いつでも相談に乗るからなんでも話してね」というメッセージをさりげなく伝え、ゆっくり見守ります。

(本原稿は、『子育てベスト100──「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり』からの抜粋です)

参考文献

渡辺弥生『絵で見てわかる 「しぐさ」で子どもの心がわかる本』(PHP 研究所)