米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は4日、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEOを標的にし、アマゾンの解体を求めた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のリスクに疑問を呈する電子書籍の出版をアマゾンが拒んだことを受けたもの。著者のアレックス・ベレンソン氏が、アマゾンの電子書籍自費出版サービス「キンドル・ダイレクト・パブリッシング(KDP)」に新型コロナ感染症関連の書籍の出版を提案したところ拒否されたとツイッターに投稿した。このツイートへの返信でマスク氏は「ベゾス氏は常軌を逸している」とし、「アマゾンを解体すべき時が来た。独占は間違っている」と述べた。アマゾンの広報担当者は、この書籍は誤って除外され、その後出版に同意したと述べた。市場を独占しているアマゾンを解体すべきだとのマスク氏の主張については言及しなかった。