国立アフリカ系米国人歴史文化博物館の学芸員は10日、ラファイエット広場で数時間を費やし、ここ数日にデモ参加者がホワイトハウス近くに残したメッセージやイラストの一部を保存する作業の下準備を行った。学芸員のアーロン・ブライアントさんは「私たちは記憶、歴史、声を保存するために収集する」と述べた。自身も他の学芸員もデモ参加者に対し、「彼らの声を保存することに関心がある」ことを知らせたいのだという。ラファイエット広場では、ミネアポリス警察の白人警官による暴行で黒人男性ジョージ・フロイドさんが死亡した事件への抗議活動が2週間近く続いている。先週、ドナルド・トランプ大統領が同広場を通って(暴動のため一部損壊した)セント・ジョンズ教会に歩いて行き写真撮影をする前に、警官らが催涙ガスなどでデモ隊を排除し、広場周辺にフェンスが設置された。以来フェンスはデモ参加者の掲示板となっている。