コメントのみで会見なし――。渡部建さんの対応はアリか、ナシか Photo:Pasya/AFLO

「人間的にもアウト」
渡部建さんに対する厳しい声

 人気お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建さんが、四面楚歌状態になっている。

 きょうび複数の女性と不倫をしていただけでもアウトなところに、「障害者や乳幼児のオムツ替えをする人たちが利用する多目的トイレを、ラブホテル代わりに使っていたことが人間的にもアウトだ」と、芸人仲間たちからかばう声がゼロという大変厳しい状況に追い込まれているのだ。

 そんな逆風をさらに強めているのが、「コメントのみで会見をしない」という対応だ。妻でタレントの佐々木希さんがコメントを出し、相方の児嶋一哉さんまでラジオ番組で謝罪をしているにもかかわらず、当の本人が「活動を自粛します」というコメントを出したのみで、今日にいたるまで公の場に現れていないのだ。

 このような不誠実な対応が「危機管理的にもアウトだ」という見方をする人も多い。番組スタッフ、テレビ局、CMのスポンサー企業など様々な人に多大な迷惑をかけておきながら、自分でケジメもつけられないということを世間に知らしめ、社会的にも業界的にも信用ゼロとなって、芸能界復帰は絶望的だというのだ。

 では本当のところ、渡部さんのようなケースで、「コメントのみで会見しない」という対応は、危機管理的にアリなのか、ナシなのか。

 筆者も報道対策アドバイザーという職業柄、このようなスキャンダルが発覚するたびに、そうした質問をよく受ける。そこで結論から先に言ってしまうが、「アリ」だ。

「そんな不誠実なことをして、危機管理をできるわけがないだろ!テキトーなことを言うな!」という怒声が全方向から飛んできそうだ。なので、ちょっと言い訳をさせていただくと、政治家や上場企業の不正なども「コメントのみで会見しない」といった対応が「アリ」だなどと言うつもりは毛頭ない。

 渡部さんのようなケース、つまりは有名人の不倫スキャンダルにおいては、現実的には「コメントのみで会見しない」という対応を取らざるを得ない場合もある、ということを申し上げているだけだ。