人とは違う新しいことに挑戦する若者たち。そのモチベーションはどのような原体験に支えられ、どんな環境の下で育まれてきたのか。今回は、環境に優しい草ストローの普及に取り組むHAYAMIの大久保迅太さんと夏斗さんの兄弟です。常に兄が弟の先を進み、身をもって学んだことを伝えていく。そんな良い関係が構築されています。(聞き手/ダイヤモンド編集部論説委員 深澤 献)

荒れた中学時代を過ごした兄
大学進学後、海外に目覚める

大久保兄弟,HAYAMI

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──どんな家庭で育ちましたか。

迅太 会社員でITコンサルタントの父と、教育関係の短大を出て証券会社で働いていたことのある母と、僕たちの4人家族です。

 小さい頃は、食事の仕方などにも厳しくて、いろいろとルールがありました。自転車は危ないから駄目とか、お小遣いももらえませんでした。ルールを変えてもらうには、家族会議で両親を説得しなければならないんです。泣きながら交渉し、小学生の頃は家族会議はストレスでしたね。

夏斗 その交渉のおかげで、例えばゲーム機を買ってもらえるようになったりしたので、3学年下の僕は兄の恩恵を受けてきました。

──仲が良いのは昔からですか?

迅太 子供の頃は、私からよくけんかを吹っ掛けていましたが、お互い大人になった今は、普通の兄弟よりは仲が良いですかね。

 弟には私が失敗したことも含めて経験してもらいたい、そのために自分が準備不足だったことは教えたいと考えてきました。

夏斗 男の2人兄弟で仲が良いという話は、友達の間でもほとんど聞いたことがないので、僕らは特別かもしれません。