国連加盟193カ国が達成を目指す国際目標「SDGs」。世界が一致団結して地球上の課題を克服するという美しい理念だが、その裏では主要国が激しい覇権争いを繰り広げている。欧州は得意とする“ルール作り”でパワーゲームをリードし、世界経済の支配を狙う。劣勢を強いられる日本は、このままのみ込まれるのか。特集『SDGsの裏側』は4月20日(月)から25日(土)までの全6回でお届けする。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)
#1 4月20日(月)配信
中西経団連会長が喝!「気候変動に危機感を持たない日本企業がおかしい」
欧州が主導する「SDGs」(持続可能な開発目標)というパワーゲームに日本の経済界はどう戦うのか。財界トップである中西宏明・経団連会長、日立製作所会長がインタビューでほえた。
#2 4月21日(火)配信
日本の商社・電力会社も巻き添え、「SDGsの裏側」にひそむ欧州の謀略
“環境対応”というクリーンな政策の名の下、欧州は域内の産業振興という裏ミッションを着々と進めている。日本の総合商社や電力会社は、その強かな戦略に巻き込まれている。
#3 4月22日(水)配信
「石炭火力発電」融資を巡る国内外の批判に猛反論、国際協力銀総裁吠える
三菱商事が手掛けるベトナムの石炭火力発電プロジェクトに融資を検討している国際協力銀行(JBIC)が、国内外から批判を浴びている。渦中の前田匡史・JBIC総裁が激白した。
#4 4月23日(木)配信
三菱ケミカル会長とジェラ社長が明かす脱炭素時代の「化石燃料組」の生き残り術
気候変動に対処するために「脱炭素社会」を目指す風潮でやり玉に挙げられるのが、化石燃料を扱う石油化学や電力業界だ。三菱ケミカルホールディングスの小林喜光会長とジェラの小野田聡社長が、「化石燃料組」の生き残り術を明かす。
#5 4月24日(金)配信
トヨタ・東京ガスが環境問題で「次の標的」に、欧州・中国の悪だくみとは
環境を破壊する“悪者”として徹底的に石炭火力発電をつぶしてきた欧州は、次のターゲットを決める新たなルールを策定中だ。狙われるのは、トヨタ自動車と東京ガス。その背後には中国の影がちらついている。
#6 4月25日(土)配信
日本企業に海外機関投資家が迫る「気候変動対策」、日銀の政策にも波及?
欧州を中心に機関投資家が気候変動対策を強烈に迫るESG投資が、日本の産業界に脅威を与えている。その脅威は、日本銀行の金融政策にも及ぶかもしれない。
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