米食品医薬品局(FDA)は30日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防ワクチンについて、プラセボ(偽薬)を50%以上上回る予防効果があるなどの承認条件を明らかにした。メーカーがFDAの承認を得るには治験(臨床試験)でワクチンの安全性と有効性を「明確に実証」する必要があるとした。また、どれだけの抗体があれば感染を防止できるか不明だとして、ワクチンで血中に抗体が作られただけでは承認しないと述べた。ワクチンを承認した場合でもメーカーに安全性の追加点検を義務付け、ワクチン接種後1年間の追跡調査を推奨した。この指針の要旨は、そうした「市販後の調査」が「既知または潜在的な重大リスクをさらに評価」するために必要になり得る、としている。
米FDA、新型コロナワクチン承認の指針を発表
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