【ロンドン】ソフトバンクグループが出資した英金融サービス新興のグリーンシル・キャピタルは、企業のキャッシュフロー管理を支援することで投資家のリターン押し上げに道を開き、多額の資金を調達した。  グリーンシルが運用するファンドの投資先には、米ケロッグや日産自動車など大手企業に加え、無名のビジネスも多数あり、ポートフォリオのリスクとなっている。投資家に配布されたファンド資料で明らかになった。こうした投資先には、ソマリアの首都モガディシュでホテルを運営する民間警備会社や、グリーンシルに現金ではなく株式を譲渡した炭鉱会社、調達額が売上高を上回る複数の企業が含まれる。