韓国では若者が取引口座の開設に乗り出している。大荒れの市場でひともうけして、金銭的に期待がもてない将来の見通しをよくしたいとの思いからだ。  個人投資家の増加は世界的な流れで、韓国の若者の市場参入もその一環だ。背後には桁外れに大きい値動きとソーシャルメディアのインフルエンサーによる後押しがある。  新米投資家の参入もあって韓国は今や個人投資家の一大拠点となった。同国の取引口座数は人口比で米国の約2倍に上る。  こうした熱狂に支えられ、韓国の株式市場は他国の市場を上回るペースで回復している。