当社が懇意にしている吉祥寺第一ホテル(セミナーなどを開催)に相談したところ「前金が必要」だという。

そこで私は、ホテルの宴会担当者にこういった。

「私の結婚式は、会社の行事と同じようなものですよ。会社の行事でこのホテルをお借りすると、月末締めの月末払いでしたよね。ですから、本来なら、前金を払わなくてもいいはずです。でも、それだとそちらにも迷惑をかけてしまうから、特別に式の1週間後にお支払いしてもいいですよ」

これで前金を払わなくてもよくなりました(笑)。

「会社の行事と同じ」といったものの、会社の経費で式を挙げるわけにはいきませんから、式場に支払う原資を確保しなければなりません。
そこで私はどうしたか。
ご祝儀をアテにすることにした(笑)。
ご祝儀の額は、お祝いする側が決めるものです。
でも、お祝いされる側の私が「武蔵野の課長職以上は3万円」「経営指導を受けている社長は10万円」と決めた(笑)。
その結果、“利益”が出て、式場にお金を支払うことができました。
結婚指輪を買うお金も、新婚旅行に行くお金もなかったので、セミナーを企画し、受講料を指輪の購入資金と新婚旅行資金に充てました。

多くの人は「貯金が33円しかないから結婚できない」と考えます。
でも、私は違う。
「結婚する」と最初に決定して、
そのうえで、「どうやってお金を捻出するか」を逆算して考えた。
経営も結婚も、うまくいくかどうかは「決定」で決まります(笑)。