米企業の決算発表シーズンが始まりつつあるが、投資家とアナリストにとっては大きな試練だ。これほど予想のつかないシーズンは初めてだと彼らは話している。  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が生んだ経済危機を受け、SP500構成企業のうち180社超が収益ガイダンスの発表を見送ったことから、投資家の視界は限られている。また、アナリストの利益予想は少なくとも2007年以来で最も広く分散している。  エコノミストらは4-6月期(第2四半期)が低迷の谷だった公算が大きいとの見解でおおむね一致しているが、ダメージの度合いはなお不明だ。