米アラバマ州とテキサス州で行われた共和党の予備選では、ドナルド・トランプ大統領が支持した候補者が相次いで勝利した。全米規模の世論調査では支持率が低下しているものの、共和党の支持者の中では依然として大きな影響力があることがうかがえる。アラバマ州の連邦上院予備選では、トランプ氏が支持したアメリカンフットボールの元コーチ、トミー・タバビル氏が前司法長官のジェフ・セッションズ氏に20ポイント以上の差をつけて勝利した。トランプ氏はセッションズ氏の数十年にわたる政治キャリアに事実上、終止符を打たせた格好だ。テキサス州では、大統領の専属医を務めていたロニー・ジャクソン氏が連邦下院予備選で勝利した。同氏の選挙区は共和党支持者が多いため、本選でも勝利する可能性が高い。ジャクソン氏は不正行為の疑いが浮上し、退役軍人省長官への指名を辞退していた。同氏は疑惑を否定している。