中国の医薬品販売大手「国薬控股(シノファーム・グループ)」のリュー・ジンゼン会長は、国営の中国中央テレビ(CCTV)で、新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験が約3カ月で完了する見通しであり、年内にもワクチンが市場に出回る可能性があると述べた。試験は先週アブダビで開始されたという。中国はワクチンの有効性を試験するために諸外国と手を結んでいる。中国企業は国内で第1相試験を実施した後、ブラジル、カナダ、バングラデシュなどでもワクチンの有効性の試験に取り組んでいる。シノファーム傘下の中国生物技術(CNBG、チャイナ・ナショナル・バイオテック・グループ)がドバイで始めた2種類の新型コロナワクチン候補は、シャーレーで培養された後に、人に接種するために弱められたウイルスを使用する昔ながらのワクチン製造技術に基づいている。
中国シノファーム、コロナワクチンは年内に準備完了も=会長
有料会員限定
あなたにおすすめ