米アップルが30日に発表した4-6月期(第3四半期)決算は売上高が前年同期比11%増となり、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下でもIT(情報技術)業界の底力を示す内容となった。アプリや在宅勤務向け端末の需要が高まったほか、「iPhone(アイフォーン)」関連の事業にも減速は見られなかった。米国内では新型コロナウイルスの感染が再び拡大し店舗が再び閉鎖されているものの、同社の4-6月期売上高は596億9000万ドルに達した。利益は約12%増の112億5000万ドル(1株当たり2.58ドル)。アナリストらは522億4000万ドルの売上高を予想していた。同社はまた、より幅広い投資家が同社株を入手しやすくするため、取締役会が4対1の株式分割を承認したとも明らかにした。