米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムが30日公表した4-6月期(第2四半期)決算は、利益・売上高ともに大きく伸びた。ネット通販が好調だったほか、在宅勤務の普及がクラウド事業の追い風となった。  売上高は40%増の889億ドル。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で、ネット通販を利用する顧客が殺到した。ファクトセットがまとめた売上高の市場予想は814億ドルだった。  利益は倍増の52億ドル。アマゾンはコロナ関連で数千人を追加雇用しているほか、賃上げや倉庫の安全対策徹底などで40億ドル超の費用を計上したが、それでも過去最高益を記録した。