大人になってからずっと、私のクローゼットはぐちゃぐちゃだった。整理用品も無数に試したが無駄に終わり、2018年にはロサンゼルスに移住する前に持ち物の4分の3を捨てた。だが数週以内に、ロサンゼルスの新しいウォークインクローゼットはおなじみのカオスと化した。整理しようと考えるとパニックに陥った。イライラした私はプロに助けを乞うた。それはクローゼットに詳しいセラピストだ。スタイリストや整理屋はやってきて、きれいにし、そして去る。私に必要だったのは、厳しいが洞察力があり、過分なスタイルを捨て習慣を改めるのを手伝ってくれる人物だった。私は、メンタルヘルスの専門家がクローゼット整理サービスを提供するケースが増えていると知った。ワシントンでワードローブコンサルティング事業をしている精神分析医のジェニファー・バウムガートナー氏によると、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に際して整理への関心度が上昇している。