夏休みの思い出づくりに
水がきれいで空いているビーチ

 8月も中旬となった。多くの地域で13日からお盆に入る。今回は、夏休みの思い出づくりに役立つよう、2017~19年に環境省が全国で集計した海水浴場の利用者数を基に、「水がきれいなのに人が少ない海水浴場ランキング2020」をお届けする。

 ダイヤモンド編集部が独自に実施した水質の格付けで、最高位の「AA」を得た450カ所のうち、「水がきれいな海水浴場ランキング2020」で上位177位までに入った海水浴場(水の汚れを示す化学的酸素要求量〈COD〉の値が同じ場合は順位が同じになるため、202カ所が該当)を対象に、利用者数が少ない順にランキングした。利用者数は17~19年の平均値である。

 なお、ランキングの中には一部、川や湖沼の水浴場も含まれている。長野県や奈良県といった海のない自治体に住む方もぜひチェックしてみてほしい。

利用者数わずか333人
1位は高知県の「うどの浜」

 1位は高知県宿毛市の「うどの浜」で、利用者数はわずか333人。前回の「海水浴場人気ランキング2020」で1位になった神奈川県藤沢市の片瀬西浜・鵠沼(126万8300人)と比べると、その少なさが実感できる。

 うどの浜は四国の西南端の離島、沖の島にある。島に渡るには市営の定期船で50~95分かかる。下船後は40分歩かなければならない。水がきれいな海水浴場ランキングでは94位だった。

 うどの浜は、四国で最も早い6月初めに海開きをする海水浴場として知られている。だが、今夏は新型コロナウイルスの感染防止対策が十分に取れないと判断されて、開設中止になった。