任天堂には新型コロナウイルスによる「巣ごもり」需要が天の恵みになった。同社が6日発表した4-6月期決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比428%増加した。新型コロナの流行を背景に、ゲーム機の「ニンテンドースイッチ」は品薄状態が続くほど人気を博しており、好業績は予想されていた。それでもS&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、実績は最も強気の事前予想を40%上回った。特に3月に発売したゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」は、累計販売本数が2240万本と大ヒットし、スイッチ向けソフトで歴代2位になった。「あつ森」はスイッチの販売をさらに押し上げた。スイッチは、コロナ下のサプライチェーン混乱で生産が遅れ多くの販売店で品切れになったにもかかわらず、4-6月期に568万台を販売した。一部の地域ではまだ品薄だが、品切れ問題はおおむね解消した。
任天堂、巣ごもり需要で「スイッチ」入る
4-6月期の好業績は予想されていたが、最も強気の事前予想をも上回った
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