米ウーバーテクノロジーズの配車事業は、経済活動が再開されても好調とはいえないようだ。回復を期待して同社株を今月買っている投資家は現在、業績が落ち込まないよう同社が今後うまくかじ取りができるか疑問に思い始めている。ウーバーが6日発表した4-6月期(第2四半期)決算は強弱交錯した内容となった。このことは、配車サービス業界の回復力が投資家の期待ほどではなかったかもしれないことを示している。4-6月期のグロスブッキング(運転手への支払いなどを差し引く前の取扱高)は前年同期比35%減の102億ドルとなり、市場予想を下回った。重要なのは、主力の配車事業(現在は「モビリティー」に改称)のグロスブッキングが73%減少したことだ。