コンテストを運営する山村宗一郎さん(慶應義塾大学2年生)は、学生の間でもジェンダー的観点は見過ごせないとして議論になったと話す。

 「このミスコン・ミスターコンは、学生主体で運営しています。今年実施する上で、かわいさやかっこよさだけを決める大会であったら、それに意味はないのではないかという意見がありました。もちろん『大学の顔』という見方もされるので、ある程度のルックスが投票に影響することは否めませんが、それだけじゃなく、それに付加して価値をあげていくというのが大事になっていくかなと。その2点を考えて、性別にとらわれないものを発信できたらなと思いました」(山村さん)

 時代の流れを受けて、これまでのミスコン・ミスターコンは、「女性らしさや男性らしさを世間全般に受け入れられやすい形で提示し、画一的な価値観で優劣をつけるものだ」という目で見られるようになってきた。それに対し、上智大学や法政大学などは多様性の尊重などを理由に、廃止もしくは容認できないなどといった声明を発表している。

 また、「ミス・ミスター」ではなく「キャンパスコンテスト」などといった性別を連想させない名称に変えた大学も多い。

 「キャンパスコンテストという名前にして男女ミックスでやるというのではなく、ミスとミスターという言葉を最初から定義できるようになろう、というところに議論が行きつきました。選ぶ側が定義するのではなく、出場する本人が自由に考えて戦ってほしいと思います。こうした大会を通じて、ジェンダーに対する認識を広めていくという目的もあります」(山村さん)