11月の米大統領選で民主党のジョー・バイデン前副大統領が勝利すると予想する投資家がクリーンエネルギー関連の銘柄を積極的に買い進めている。米国の取引所に上場する環境エネルギー関連企業で構成されるワイルダーヒル・クリーンエネルギー指数は19日、9年以上ぶりの高値を付けた。同指数は7月初めからは33%上昇した。主要構成銘柄には太陽光発電システム大手の米ファースト・ソーラーや電気自動車(EV)メーカーの米テスラなどが含まれる。シュローダーで世界株のポートフォリオマネジャーを務めるサイモン・ウェバー氏は、バイデン氏の勝利によって低炭素経済への移行に弾みがつくとみており「電気自動車、再生可能エネルギー、水素電力、蓄電池など多くの業界の成長見通しが加速するだろう」と述べる。
バイデン氏勝利の期待、環境関連株を押し上げ
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