韓国では先月の朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長の自殺後、セクハラや性的虐待を巡る疑惑が随所で噴出し、国内の長年にわたる、いわゆる「#MeToo」運動に改めて注目が集まっている。ここ2年の間に複数の男性有力者がセクハラもしくは性的虐待の告発を受けて失脚したり、禁錮刑になったりしている。それでも女性擁護団体からは、男性優位の職場環境がほとんど変わらず、女性の進出が困難で、最悪の場合にはセクハラを容認する環境になっているとの指摘が出ている。前ソウル市長の元秘書の弁護士によると、元秘書はセクハラや性的虐待に耐えるように言われたと話している。元秘書は身元を明かしていない。20人近い同僚に助けを求めたが、無駄だったという。
韓国の男性優位の職場、セクハラ告発後も変化乏しく
政策は女性差別の撤廃へ大きな進展をもたらしていないとの指摘も
有料会員限定
あなたにおすすめ