夫婦の家事バランスを整えるヒント(1)
「タスクの課題」と「感情の課題」を切り分ける

●タスクの問題
・テレワークの日は、昼食も家で作るようになった
・家で食事する機会が増え、食材の買い出しの量と回数が増えた
・食器などの洗い物がいつも溜まっている
・トイレットペーパー、ティッシュペーパーの減りが早くなり、こまめに補充が必要
・ホコリが溜まりやすくなったが、片づけと掃除が追いついていない
・ゴミ出しの量が増えた

●感情の問題
・テレワークの日は夫の昼食もついでに自分が用意しているが、夫にそれが当たり前のように振る舞われるのが【腹立たしい】
・次の食事は何が作れるか、常に頭を使って【へとへとになる】
・冷蔵庫にあるもので食材が足りているか、お米やティッシュ、トイレットペーパーの在庫が切れないかが気になって【気持ちが安らがない】
・気づけばわたしばかりがあくせく動いているように感じられて【悲しい】
・家にいるのにちっとも動こうとしない夫に【腹が立つ】
・手伝って、と言うと何をすればいいの、といちいち聞かれるのが【うっとうしい】
・家事でいっぱいいっぱいになり、子どもを充分に構ってあげられず【申し訳ない】

 家事の負担は「タスク」と「感情」が混じった言葉で語られることが多いのですが、まずは両者を切り分けます。ここをまず自分自身がはっきり認識するが大切です。そうしないと、いざ解決策を考えようとしたとき、分担を進めようとしたときに自分自身の態度がブレる可能性があります。

 また、夫の立場でこのコラムを読んでいる人には、逆に「妻の感情をおろそかにしない」よう気をつけてください。タスクの話ばかりして妻の感情に寄り添わないと、妻は吐き出せない不満を一方的に溜め込むことになります。「言ってくれないとわからない」も、夫に気を遣ってタスクを抱え込んだかもしれない妻にとっては、気持ちを逆撫でするNG発言です。

 家事の責任を一手に担っていることのプレッシャーと孤独感を、理解してあげてください。