ドナルド・トランプ米大統領は27日に共和党全国大会でスピーチを行い、大統領選で対決する民主党候補のジョー・バイデン前副大統領が掲げる雇用や公共安全に関する政策が貧弱だと非難するもよう。トランプ陣営の関係者が明らかにした。ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）がスピーチの抜粋を確認したところ、トランプ氏は貿易政策を巡るバイデン氏のこれまでの実績や増税方針に加え、犯罪取り締まりや移民政策も追及する予定。トランプ氏は「ジョー・バイデンは弱い。彼は街を破壊するようなリベラルな偽善者らから指図を受け、自身は残骸の現場から遠く離れて逃げる」などと述べることになっている。トランプ氏の側近らは4日間にわたる共和党全国大会の最後を飾るスピーチについて、政策を中心としたものとなるとした。トランプ氏は自身の経済実績をバイデン氏の経歴と対照させ、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）への対応も擁護するという。