米証券取引委員会(SEC)は、株取引アプリを手掛ける米ロビンフッド・マーケッツが当初、高速取引会社に顧客の注文を売っていたことを適切に開示しなかったとして、詐欺の疑いで調査している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。今回の民事調査は進んだ段階にあり、ロビンフッドがSECと和解で合意すれば、1000万ドル(約10億6200万円)を超える制裁金を支払わなければならない可能性がある。関係者の1人によると、合意が月内に発表される公算は小さく、双方はまだ制裁金について正式に協議していないという。ロビンフッドの広報担当は調査や当局とのやり取りについてはコメントを控えたが、「当局と建設的な関係を維持することに努めており、全面的に協力している」と述べた。
米ロビンフッドをSECが調査、顧客注文の処理に絡み
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