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スマートフォンの理想と現実

“5”でiPhoneに翳りが見えた?
日本勢のラストチャンスはあるのか

クロサカタツヤ [株式会社 企/株式会社TNC 代表]
【第33回】 2012年9月14日
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 日本市場だからといって、日本企業ががんばる必要はない、というラディカルな意見も存在することは理解している。しかし一方で、ローカライゼーション(現地化)が施されたサービスでないと満足できない状況にあるくらい、私たちはわがままな消費者である。そしてそれは本来、日本企業こそが、最も得意であるはずだ。その恩恵を受けられないとしたら、相応の苦痛を伴うはずだし、それでは最終的には市場は拓けないだろう。

 通信産業を手伝う人間として、現実が猛烈に厳しいことは、理解している。その上で、ほとんど「消費者としての願い」に近いのだが、なんとかここで踏みとどまって、がんばってほしいところではある。

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クロサカタツヤ
[株式会社 企(くわだて)代表取締役、慶應義塾大学特任准教授]

1975年生まれ。慶應義塾大学・大学院(政策・メディア研究科)修了後、三菱総合研究所にて情報通信分野のコンサルティングや国内外の政策調査等に従事。その後2007年に独立し、現在は株式会社企(くわだて)代表として、通信・メディア産業の経営戦略立案や資本政策のアドバイザー業務を行う。16年より慶應大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。


スマートフォンの理想と現実

2011年はスマートフォンの普及が本格化する年になる…。業界関係者の誰しもがそう予感していた矢先に発生した東日本大震災は、社会におけるケータイの位置づけを大きく変えた。しかし、スマートフォンの生産に影響が及びつつも、通信事業者各社はその普及を引き続き目指し、消費者もまたそれに呼応している。震災を受けて日本社会自体が変わらなければならない時に、スマホを含むケータイはどんな役割を果たしうるのか。ユーザー意識、端末開発、インフラ動向、ビジネスモデル等、様々な観点からその可能性と課題に迫る。

「スマートフォンの理想と現実」

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