ひろゆきが「白シャツに醤油」をかけられた納得の理由とは? Photo:UP-T
ひろゆき氏が、石川県の繊維企業・丸井織物グループが運営する「UP-T」のCMOに就任した。異色の人事に見えるが、そこには明確な狙いがある。地方で磨かれてきた技術を、ネット時代に“売れる形”へ変えること。さらに、売り上げを地域へ戻す循環までつくれるか。高機能シャツ「NOTOSNOW」を手がかりに、その構想を聞いた。(ライター 池田鉄平)
ひろゆきが可能性を見いだす
“ものづくりのインフラ”
会見では、白いシャツに醤油をかける実演まで行われた。液体は生地の上で弾かれ、すぐには染み込まない。そのわかりやすさが、この異色の人事の本質を象徴しているようにも見えた。
「2ちゃんねる」の開設者として知られ、ニコニコ動画の立ち上げにも関わってきたひろゆき氏が、石川県の繊維企業・丸井織物グループが運営するオンデマンドプリントサービス「UP-T(アップティー)」の最高マーケティング責任者(CMO)に就任した。
ネット文化を象徴してきた人物が、地方の繊維企業グループのCMOに就く。この組み合わせは一見、かなり異色だ。だが、ひろゆき氏が見ているのは、著名人を前面に立てた話題づくりではない。地方で磨かれてきた技術を、ネット時代に“売れる形”へと組み替えること。その可能性だ。
ひろゆき氏は、UP-Tについてこう語る。
「次の時代は、情報を消費する社会から、誰もが創造に参加する社会へ移行していくと思っているんですよね。UP-Tは、その中心になる“ものづくりのインフラ”として成長できる可能性があると思っています」
生活者が“買うだけ”ではなく“つくる側”にも回る時代を見据え、UP-Tをその受け皿にしようとしているという。どういうことか?







