米カリフォルニア州の山火事で焼失した面積が過去最大の230万エーカー(約9300平方キロメートル)に達している。強烈な暴風が吹いているため、対応する消防隊員らはさらに危険な状況にさらされている。同州では8日に強風が見込まれていることから、山火事が広まる極めて危険な状況だとして各地域で「レッドフラッグ」警報が発令。25カ所で発生している大規模な火災に対応している1万4000人の消防隊員にはさらに圧力がかかっている。山火事により死者はすでに少なくとも8人に達し、3400以上の建物が深刻な被害を受けている。ギャビン・ニューサム知事は8日、2020年に入り山火事によって全焼した面積について、記録が残っている1932年以降のすべての年をすでに上回っていると発言。「再び直面しているこの問題だが、今シーズンは今のところ並外れたものとなっている」とした。
カリフォルニア州の山火事、焼失面積が過去最大に
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