テスト前なのに勉強もせずゴロゴロして、スマートフォンをいじっている子どもを見ると、ついイライラしてしまうものです。そして、つい言ってしまいます。
「勉強しなさい!!」
しかし、子どもは親に勉強しなさいと言われるほど、勉強したくなくなる生き物です。「うるさいなあ」と言いながらも机に向かってくれればいいほう。「今やろうと思っていたのに!」と怒りだし、かえって勉強が手につかなくなり、フテ寝してしまう子もいるでしょう。
そんなご家庭に紹介したいのが、『朝15分学習法』です。やり方は、とっても簡単。子どもが朝起きたらすぐに食卓に座らせて、たった15分、学習させるだけ。
用意するのは、消しゴム2個と鉛筆2本でOKです。
これだけで、子どもに学習する習慣がつき、小学校、中学校、高校、大学にあがっても、自ら勉強する子どもに育ちます。親御さんの望む、子どもの学習習慣が手に入れられるのです!
本連載では、延べ6万5000人以上の子どもたちを指導してきた著者が、0歳から大学生までの学習実例をもとに、正しい学習姿勢のポイントをはじめ、お風呂での学習法や、塗り絵を学習に生かすコツなど、子どもの年齢に合わせた学習法を紹介していきます。

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「朝ご飯を食べる前」と決めると、
習慣化しやすくなる

「朝学習をさせようとすると、子どもが逃げ回るんです」
「なかなか朝学習に取り掛かってくれないんです」

 などと親御さんから相談されることは少なくありません。習慣化するためには、「タイミング」も重要です。

●学習せず逃げ回る4歳・慎之介さんの場合
 4歳の慎之介さんは、元気いっぱいの男の子。教室でも我々の隙を見ては、席から立ち上がって走り回ったり、机の下に潜り込んだりします。

 お母さんは幼稚園に行く前に学習させようと試みていましたが、彼は逃げ回ります。追いかけて叱っても、まったく効果がないどころか、慎之介さんはお母さんとの鬼ごっこを楽しんでいるのでした。

 そこで私は「朝ご飯の前はいかがですか?」と提案しました。朝、子どもはお腹がすいています。朝学習が終わらないと朝ご飯が食べられない…となると大変です。慎之介さんは逃げ回るのをやめ、朝ご飯の前にきちんと食卓に座れるようになりました。

 今は毎朝1分だけ、座って学習する練習をしています。1分座ることができるようになったら、少しずつ座る時間を長くしていけばいいのです。