――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米銀行大手シティグループは先週、大手行で初の女性トップとなるジェーン・フレーザー氏を次期最高経営責任者(CEO)に指名し、明るい先行きが注目を集めた。だが、これによって株価が上向くと期待を寄せた投資家を待ち受けていたのは、14日の悪い知らせだった。シティは投資の「次なる段階」はリスク管理環境の「強化」と「変革」であると表明。14日から15日午前にかけ、同社株は8%下落した。  シティは発表資料で、2020年の投資額10億ドル(約1050億円)について詳細を明らかにした。