11月3日に予定されている米大統領選挙は現職で共和党候補のドナルド・トランプ大統領と、民主党候補のジョー・バイデン前副大統領の戦いとなる。両氏は気候変動から医療、雇用に至るまでのさまざまな分野で見解を異にしている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は主要な争点について、両氏の見解の違い、あるいは一致点をまとめた。米大統領選で誰が勝利しても、巨大IT企業(ビッグテック)がさらに厳しい精査を受けるのは間違いなさそうだ。だがその問題点の一部や解決策について、トランプ大統領と対抗馬のバイデン前副大統領の考えには違いがある。再選されればトランプ氏は2期目も、1期目と同じくIT企業に対して大規模な規制上の調査を進め、場合によっては一段と加速させるだろう。バイデン氏も、ビッグテックの市場支配力を批判し、反トラスト法をめぐる監視強化やオンラインのプライバシー規制を支持する立場を表明した。