米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは期待のマーベル作品「ブラック・ウィドウ」を含む新作映画の公開を6カ月先送りする。劇場への客足の戻りが鈍い中、ハリウッド有数の制作会社は大型予算をかけた映画の公開になお及び腰であることが改めて鮮明になっている。世界各地で徐々に映画館が再開しているものの、最大の映画市場である米国内の複合映画館はここ数週間、ほとんど回復の兆しが見られない。ディズニーは23日、全10作品の公開日を変更すると発表。そのうちスティーブン・スピルバーグ監督によるリメーク版「ウエスト・サイド・ストーリー」は2021年12月まで丸1年延期するほか、マーベル作品「エターナルズ」などの公開が延期される。