ウェブのマネジメントは
水陸両用車を運転するようなもの

 シンガポールの街をタクシーで走っていると、たまにすれ違うのが観光用の水陸両用バス。最近はお台場周辺でも走っているみたいですね。ネットのコンテンツをマネジメントするのは、まさにこの水陸両用車を運転するようなものなんだって話もセミナーでしてきました。

 昔の広告コミュニケーションはキャンペーンを始める前にすべてをフィクスする必要がありました。どんなキャッチコピーにするのか、どんなデザインにするのか、どんなメディアを使うのか、そのすべてをキャンペーンを開始する前に決めていたわけです。そしてボタンを押すと計画された広告キャンペーンが開始されたわけです。

 しかし、今われわれはソーシャルメディアを通じて、人々が自分たちが作ったコンテンツにどう反応しているのか知ることができるわけです。その反応に応じて発信する情報も変えていってしかるべきです。まわりの環境によってコンテンツの運用方法を変えていく状況はまさに水陸両用車を運転していくようなものだと思います。

 デジタルコンテンツは絶えず進化し続ける永遠のベータバージョンだと思いましょう。キャンペーンが開始された後であろうが、どんどんリアクションをフィードバックしてコンテンツを変化させていくべきです。

 しかしたいていの場合、ここに一つの大きな問題が待ち構えているはずです。それは何かというと予算

 あるキャンペーン実施中にソーシャルメディアに「このサイトもっとこうなったらおもしろいのに」など書き込みが大量発生した場合、ユーザーの利便性を考えてコンテンツの内容を一部変更してみようと思うのが普通の反応です。