7年かかると思われたことがわずか半年で実現

  思い返してみると、2010年初めまで、中国市場と日本市場がインターネットで連動するようになるまでには、少なくとも5~7年はかかると言われていました。
  ところが、2010年6月には、ヤフージャパンは中国最大のECサイト淘宝網と相互接続。ショッピングモールのヤフーショッピングに出店すれば、ほぼ自動的に中国市場に進出できるという仕組みが稼働したのです。バイジェイドットコムをはじめとした中国市場向けに販売するECサイトも増え始め、ネットビジネス上では国境が急速になくなっていくと思えるほどです。

  なんと、かつては7年かかると言われていたことが、わずか半年で実現してしまったのです。
  しかも、これが個人単位でもできるようになりました。
  シャンデリアの例でもおわかりいただけたと思いますが、日本で人気の出そうな商品を見極められる目さえ持っていれば、インターネットで検索して、海外から自分で商品を輸入し、自分で立ち上げたモールで販売することができます。また、広告環境が極めてユーザーフレンドリーになってきたことも、個人ビジネスを立ち上げるうえの追い風と言えるでしょう。

2%の勝ち組に入るために必要なこと

  広告って、ものすごくお金がかかるものというイメージを持っている人が大半だと思います。
  実際、これまでは非常にお金のかかる世界でした。
  大手広告代理店を通して、コピーライターやデザイナー、プランナーなど大勢の人間を動員し、テレビや雑誌、その他の媒体に広告をうっていく。まあ、テレビなどに広告を出そうものなら、最低でも2000万円程度の予算は見ておく必要があります。
  でも、それだけの予算をつぎ込んで、どれほどの効果があるかは、ほとんどわからない。「やってみなければわからない」という世界です。