旅行や出張での神社の「ついで参り」はNG、正しい参拝法とは旅行や出張の“ついで参り”では効果が薄くなる?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

神社への参拝や、会社や店先に神棚を飾る風習など日本人は古来から神様との接点を大切にしてきました。一方で、「神頼みなんかしない」と思っている人もいるかもしれません。しかし、ビジネスで大成功した人の多くは、大事な時には必ず神様を頼っているといいます。いざという時に、神様が力を貸してくれる人になれるか否かは、ビジネスにおいても大事なことではないでしょうか。そこで今回は、神道研究家・藤原美津子氏の新刊『神様は、ぜったい守ってくれる』(青春出版社)から、神様が味方したくなる人が行っている「神様との正しい接し方」を紹介します。

旅行や出張の“ついで参り”では効果が薄くなる理由

 実は、神社参拝の時に心がけておくべきことや、絶対にしてはならないことがあるなど、神様に対する接し方を知らないために、すごく損をしていることもあれば、ものすごく失礼をしていることもあります。

 たとえば、旅行先や出張先で見つけた神社。「せっかく来たのだから、ついでにお参りしていこう」と思ったことはありませんか?これを「ついで参り」と呼びますが、そのままだと、このお参りの効果は限りなくゼロに近くなってしまいます。

 では、なぜ「ついで参り」の効果は薄いのでしょうか?「ついで参り」の効果が薄い理由は、「神様はヒマではないから」です。「ついで参り」という以上、「主は別にある」はずですね。神様は、「相応の理」といって、人の思いに相応した力を入れてくださいます。