誰でもできるけれど、誰もやっていない「年収1億円の習慣」。年収1億円以上の人の「習慣」には、ある「共通のルール」があります。でも、その「習慣(ルール)」を行うのに、特別な才能もいりませんし、最初にお金が必要になることもありません。誰でもできる「シンプルな習慣」を、あなたが身につけさえすれば、年収1億円は、実現可能なのです。
「お願い」を「誓い」に変えると、
ガラリと行動が変わる
年商200億円、年収4億円を稼ぐ川口社長(仮名)と、名古屋で仕事をご一緒させていただいたときのことです。
クルマで移動中に、「熱田神宮」の前を通りかかりました。
川口社長から、「あの神社は、熱田神宮? あの織田信長の?」と聞かれた私は、「はい。信長が『桶狭間の戦い』の前に、必勝祈願したところです」とお答えしました。
「おっ、それはパワースポットだね。ちょっと顔を出していこう」と川口社長が興味を示し、クルマは一気に180度、Uターン。私たちは参拝をしていくことにしました。
参拝後、私は、「年収4億円の社長」がどんなお願いをしたのかが気になって、恐る恐る、「川口社長は、何をお願いしたのですか?」と、聞いてみました。
すると、意外なことに、川口社長は「何もお願いしていない」と言うのです。
「あのね、山下さん、神様にお願い事をしてはダメだよ。お願いではなく、『誓い』を立てないと。仮に、山下さんが神様だったとするよね。目の前に『一方的にお願いばかりする人』と、『必ず◯◯◯をします! と誓いを立てる人』があらわれたら、どっちを応援したくなる? 後者だよね。信長だって、きっと、『勝たせてください』とお願いしたわけではないと、僕は思う。『絶対に勝って、今川軍を退却させます!』と誓いを立てたんじゃないのかな……」
川口社長は、私に、「神社はお願いをする場所ではなく、誓いを立てるところ」だと教えてくださったのです。
教育ビジネスの世界で、年収3億円を稼ぐ安田正社長は、(株)パンネーションズ・コンサルティング・グループの代表取締役であり、早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授も務められる、すごいお方です。安田社長も「誓いを立てる人」です。安田社長は、私が「盆・暮れ・正月」もなく仕事をしていることを知って、「山下さん、お盆とお正月は休まなければいけないよ」と教えてくれました。
休みを取る理由は、「お墓参りをするため」です。
「ご先祖さまあってこその自分なんだから、お墓参りは欠かしてはいけないよ。私も毎年、お正月とお盆には、必ず仙台に帰郷し、お墓参りをするようにしている。ご先祖さまに感謝し、そしてご先祖さまの前で、『次にまたここにくるまでに、◯◯◯をする』と誓いを立てる。ご先祖さまの前でウソはつけないはずだから、必死に頑張ろうと思うようになるんだ」
安田社長にとっての「お墓参り」は、ご先祖さまを敬うとともに、「自分の決意」を伝える行いだったのです。