地域を潤す!
酒飲みのテーマパーク
東京・福生の多摩川東岸で、1863年から酒造業を営む多満自慢醸造元の石川酒造。
樹齢700年のケヤキ、400年の夫婦ケヤキ、サクラなどの木々に囲まれた敷地には、国の登録文化財に指定された建物が6棟と、レストラン、ビール工房、史料館や直売店などが並び、「酒飲みのテーマパーク」がキャッチコピーだ。
ロングセラー酒は「純米無濾過」で、まろやかで優しい甘みとうま味が自慢。四合瓶が1000円弱という良心的な価格で大人気だ。
原料米は昔から、食べておいしい米と決めている。仕込み水は150m地下からくみ上げる中硬水。近年は原料米に隣接するあきる野市産コシヒカリも使い、地域独自の酒も醸す。