2024.11.17
新日本酒紀行「台中六十五」
台湾と日本をつなぐ酒造りを願い、島根県出雲市で台雲酒造を立ち上げた台湾出身の陳韋仁さん。台湾での酒造りの要望も多いが、「日本で最高品質の酒を目指す」と、さらなる良酒をと意欲を燃やす。
酒食ジャーナリスト
日本古来の食の良さを啓蒙。著書に『厳選日本酒手帖』(世界文化社)、『ゼロから分かる!図解日本酒入門』(世界文化社)など。
2024.11.17
台湾と日本をつなぐ酒造りを願い、島根県出雲市で台雲酒造を立ち上げた台湾出身の陳韋仁さん。台湾での酒造りの要望も多いが、「日本で最高品質の酒を目指す」と、さらなる良酒をと意欲を燃やす。
2024.11.3
国産ジーンズ発祥の地、倉敷市児島の由加山蓮台寺の参道に立つ十八盛酒造は、1785年創業の老舗蔵。8代目の石合敬三さんが立ち上げたブランド「多賀治」は、新しいことに挑戦し続けた5代目の名を冠した酒だ。
2024.10.27
前人未到の米の酒を追求するLINNE代表の今井翔也さん。米麹だけでなく、大麦麹や蕎麦麹など、今までにない原料の組み合わせ、クロスボタニカルで造るクラフトサケ「800」に挑む。
2024.10.13
半導体業界におけるファブレスとは、生産設備を持たず、自社で企画設計した製品を委託製造すること。これを日本酒業界に持ち込んだのがREBORN代表の皆木研二さんだ。自らの名を付けた酒「MINAKI」を1本3万円以上の高価格で直売し、日本酒の意義を問…
2024.10.6
富士川舟運で栄えた萬屋醸造店は、創業1790年の老舗蔵。歌人の与謝野晶子がこの蔵を訪れて詠んだ「法隆寺などゆく如し甲斐の御酒春鶯囀(しゆんのうてん)のかもさるゝ蔵」に6代目が感銘し、銘柄を一力正宗から「春鶯囀」に改名。
2024.9.29
一度はやめた酒造りを、約40年ぶりに復活させた東京都府中市の野口酒造店。7代目の野口英一郎さんは「奇跡的な出会いと、さまざまな人の協力のおかげ」と話す。
2024.9.15
島根県と広島県の県境の山奥にある美郷町で、2019年から濁酒を醸造販売し、農家民泊も営む田邊裕彦さん。邑川プロモーション(濁酒蔵元邑川、農家民泊三國屋などを運営)の代表で、年間約300人の宿泊者を受け入れる。「人が集まる楽しい田舎づくり…
2024.9.1
山形県鶴岡市の大山地区は、18世紀には全国有数の酒造りの地で「東北の灘」と称された。酒造技術を共有し、酒質を向上させて東北随一の酒処として繁栄した。高い酒造技術を継承し、今も大山を造り続けているのが、1872年創業の加藤嘉八郎酒造だ。
2024.8.25
一圃一酒(いちぼいっしゅ)の取り組みから生まれたSEN(せん)は、一つの田圃(たんぼ)から採れる酒米で仕込む純米の酒で、企画から販売まで酒米農家の名古屋敦さんが行う。
2024.8.11
日本酒造りは工程が多く、それぞれの専門担当者が役割分担するのが一般的だ。しかし、10年以上もたった1人で酒造りをしたのが、静岡県菊川市の森本酒造5代目兼杜氏の森本均さんだ。
2024.8.4
富士山頂剣が峰まで17キロメートル、標高約300メートルの地で、日本酒「富士山」を醸す牧野酒造。目の前は田んぼで、背後に雄大な富士山がそびえる、1743年創業の老舗蔵だ。
2024.7.28
江戸時代は出羽松山藩の藩庁が置かれた、山形県酒田市の南東部、最上川右岸にある小さな城下町の松嶺町(2005年に酒田市と合併)。この町に唯一残る酒蔵が松山酒造です。
2024.7.14
酒造りを始めたきっかけが、杜氏との偶然の出会いという、1830年創業の富士高砂酒造。富士山に導かれるように始まった酒造りは、もうすぐ200年を迎える。
2024.7.7
大山隠岐国立公園の中央にそびえる大山は、標高1729メートルと中国地方の最高峰で、上質な天然水が湧く。その奥大山の天然水で酒造りをするのが、江府町の宿場町江尾で1877年に創業した大岩酒造本店だ。
2024.6.30
国指定重要文化財の岩手県紫波町の日詰平井邸が、2024年1月、新たに息を吹き返した。16代の平井佑樹さんが、クラフトサケの醸造を開始したのだ。
2024.6.23
「鳥取の良いものをなくしてはならない」と、24歳で事業を承継した遠藤みさとさんが率いる上代の「源流どぶろく 上代」は、日本酒ならば純米大吟醸クラスで、クリーミィな食感と優しい甘味が醍醐味。
2024.6.9
豪雪地である新潟県妙高市は、かつて頚城(くびき)郡と呼ばれ、越後杜氏の一派、頸城杜氏の里で名杜氏を生んだ地。1860年から酒造りをする千代の光酒造は、全ての酒で吟醸酒と同様のきめ細かな造りを行い、端麗辛口が主流の新潟県で、柔らかな甘味…
2024.6.2
酒蔵に生まれ、酒造技術に優れた祖父に小学校3年から酒造りを習っていた新藤雅信さん。山形県米沢市の新藤酒造店10代目だ。新藤家は元庄屋で酒造りを開業し、酒造専業になった今も、8町歩の自社田で酒米の出羽燦々と出羽の里を栽培する。
2024.5.26
全量木桶仕込みで瓶貯蔵を行い、金属製タンクは一本もない稀有な酒蔵が、福島県二本松市の人気酒造。蔵元の遊佐勇人さんのモットーは「楽しく自由な酒造り」。
2024.5.19
「神話から続く日本の誇るべき酒は純米酒だ」と無添加清酒の名で純米酒を復活させたのが、玉乃光酒造11代目の宇治田福時さん。無添加清酒を復活させて、今年で60年。純米吟醸と純米大吟醸だけを醸す純米吟醸蔵として邁進する。
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