女性ロック歌手ティナ・ターナー氏、米フェイスブックの共同創業者エドゥアルド・サベリン氏、英首相ボリス・ジョンソン氏はいずれも、出生もしくは帰化により取得した米国籍を放棄することを決めた人々だ。米連邦公報によると、過去10年間に約3万7000人の米国人が国籍を離脱した。連邦公報は四半期ごとに国籍離脱者の名簿を公表している。今年は離脱者が過去最多となる見通しだ。名簿によると、1~6月に国籍または永住権を放棄したのは5300人以上に上り、これまで最多だった2016年通年とほぼ同数に達している。この傾向が続けば、年末までに1万人を突破する可能性がある。そうはならない可能性もある。名簿は常に最新の数字ではないことがわかっている。