「投資の神様」ウォーレン・バフェットが日本の総合商社5社に投資したことが判明して以来、日本の株式市場においても「バフェットの次の投資先」について注目度が高まっている。そのバフェットの最新の考え方が理解できること、またバフェットが推薦したことで世界中の投資家のあいだで話題の『バフェット帝国の掟』の日本語版の出版を記念して、2014年以来、毎年バフェット率いるバークシャー・ハサウェイの株主総会に出席し、日本におけるバフェット研究者としても有名な、独立系運用アドバイザー尾藤峰男氏(びとうファイナンシャルサービス代表)に寄稿してもらった。連載4回目となる今回は、前回に引き続きバフェットが好みそうな日本株を厳選して挙げてもらった。

2019年株主総会展示会場で、傘下企業デイリークィーンのキャンディをかじるバフェット(撮影:尾藤峰男)

オービック、マキタなど魅力的な
バフェット銘柄を公開!

 前回、バフェットの投資資金は1500億ドル(約15.8兆円)もある巨大さがゆえに、投資対象は時価総額の大きな大型株が中心にならざるをえないことを説明した。

 だが、日本にはバフェットが買うには規模が小さいが、バフェットの投資基準に合いそうなキラリと光る銘柄はたくさんある。

 今回はその中から厳選した5銘柄を紹介しよう。

 まずはオービック。20年以上連続営業増益を続ける独立系システムインテグレータだ。中堅企業のシステム開発が主力で、DX(デジタルトランスフォーメーション)のすそ野は広い。クラウド需要拡大が追い風で、自社開発のOBIC7の汎用性が高く、業績の持続的拡大の確度は高い。さらにシステムサポートの継続収入も入ってきて、相乗効果を生み出す。割高だが、銘柄としては、このような持続的成長が見込める銘柄をバフェットは好む。

 次にマキタ。電動工具の世界大手メーカーで、海外の売上が80%と高い。コロナ禍の影響が懸念されたが、巣ごもり需要が追い風となっている。グローバル展開をして売り上げ拡大余地は大きい。バフェットは、こういった従来型メーカーも好む。

世界中のプロが愛用するマキタの電動工具。バフェット好みの「従来型メーカー」の超優良企業だ。