――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  アルファベット傘下のグーグルは、巨大IT企業の中で米連邦政府からやり玉に挙げられた最初の企業となった。順番が後から回ってくるであろう他のIT大手はグーグルよりも大きな代償を支払うことになるかもしれない。  米司法省は20日、以前から予想されていた通り、グーグルを反トラスト法(米独占禁止法)違反で提訴した。インターネットの検索市場と広告市場で「違法に独占的地位を維持」していることが理由だ。具体的な改善措置は示されなかったが、主張の範囲を考えると、何らかの事業分離を求めるとみられる。