新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、オンライン化が進んだ。そんな中で注目したいのが「オンライン秘書」である。オンライン秘書のメリット、オフラインの秘書との違いや採用のポイントとは何か。オンライン秘書を20人以上採用した経験のある株式会社ライター組合代表取締役の佐々木ゴウ氏と、佐々木氏のオンライン秘書である土谷みみこ氏に話を聞いた。(フリーライター 雪代すみれ)
企業での導入も進んでいるオンライン秘書
業務には利益に直接つながる「コア業務」と、事務や雑務などそれ自体では売り上げを生まない「ノンコア業務」がある。忙しいビジネスパーソンには「コア業務に集中したい」と考える人も少なくないだろう。
そこで「オンライン秘書」(「オンラインアシスタント」とも呼ぶことがある)に着目する。オンライン秘書とは、メール対応やスケジュール管理などの秘書業務をはじめ、経理や、人事、その他業務にかかわる雑務など、さまざまな事務をサポートする存在だ。企業でも徐々に導入が進んでおり、例えば、オンライン秘書サービスの提供を行っている「CASTER BIZ」では、中小企業での導入事例が紹介されている。
オンライン秘書は、これからの働き方として先端を担うものになるだろうか。実際にオンライン秘書として働く土谷みみこさんと、その雇用者である佐々木ゴウさんに話を聞いた。
土谷さんは派遣会社などに登録せず個人事業主として働くオンライン秘書、佐々木さんは、フリーランスとしてウェブコンテンツの記事制作や、ウェブライターの教育事業を展開し、現在は法人化した株式会社ライター組合の代表を務めている。