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コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、9月度の旅行代理店編だ。

HISは96.8%減
近畿日本ツーリスト、阪急交通社も崖っぷち

 旅行代理店の主要3社が発表した9月度(8月の月次)の業績データ(旅行総取扱高、取扱額実績など)によると、以下のような結果となった。

 近畿日本ツーリスト(KNT-CTホールディングス〈HD〉)の取扱額実績は、91.1%減(対前年同月比、以下同)だった。阪急交通社(阪急阪神HD)は、93.1%減。そして、HIS(エイチ・アイ・エス)は96.8%減となった。本来であれば、各社にとってかき入れ時の夏休みシーズンだったものの、コロナ禍による旅行需要の冷え込みで厳しい状態が続いている。

 旅行代の大幅な割引が受けられる「Go Toトラベル」キャンペーンが7月に開始しているにもかかわらず、この惨状だ。

 その一方で、10月からは東京都発着の旅行と東京都在住者の旅行が同キャンペーンの対象に追加された。その効果が月次業績データにどのように反映されるのかは今後の注目ポイントだ。