J.Y. Park氏の言葉が響くワケ

要素1:「誰が伝えるか」

 1つ目の要素は、誰が伝えるか。フィードバックは内容も重要だが、それを誰が伝えるかによって説得力に大きな違いが出る。また十分に信頼関係のない相手からフィードバックを受けても逆効果となることがある。

 フィードバックを効果的にするには、何よりもまずは相互の信頼がベースになる。その点、J.Y. Park氏は韓国の現役トップスターであり、TWICEなどの人気グループを生み出した実力派のプロデューサーであり、そしてJYPエンターテインメントの社長でもある。相手からのリスペクトという点では、まず問題はないだろう。

 J.Y. Park氏が支持されるのは、そのような立場でありながら、威圧的なコミュニケーションをとったりせず、参加者に対するリスペクトを欠かさないことだ。一人ひとりを、感情のある特別な存在として認め、丁寧に接し、期待をかける。

 気遣いも実にきめ細やかだ。この徹底した姿勢と彼の人格、そして現役のトップスターとして自分に厳しく努力を重ねる姿が、フィードバックをより効果的なものにしている。

 同じ芸を磨く立場として、参加者たちにアドバイスをするシーンは実に印象的だ。実際にどんな言葉をかけているのか、見てみよう。