米フェイスブックは27日、イラン政府と結び付きのある偽アカウントやページから成る小規模なネットワークを削除したと発表した。さらに、外国の工作員は米選挙への介入能力を誇張しようとしており、そのこと自体が投票に影響しかねないと警鐘を鳴らした。フェイスブックはこれまでにも、小規模なページやアカウントの削除を発表してきた。今回はイラン政府と結び付きのあるフェイスブックのアカウント12件と6つのページ、インスタグラムのアカウント11件を削除した。いずれも米国とイスラエル関連の話題に特化していた。ネットワーク全体でフォロワー数は820人にすぎず、関与していたアカウントの多くは休眠状態だった。フェイスブック関係者はまた、外国の工作員が米選挙に関し、投票を巡る「不信感や分断を植え付けるために不確実性を武器にしようとして」おり、自らの影響力が強いように見せかけていることに警戒を強めていると述べた。