相手が打ち込んでいることについて聞きたいときは、「こだわり」ではなく「習慣」を具体的に聞くといいだろう。「すごくお肌がきれいですけど、何か特別なことやってるんですか?」「ゴルフを20年もやってらっしゃるんですね。続けるための心がけってあるんですか?」などといったふうに尋ねれば、自然と話が広がっていくものだ。

◇「WHY」よりも「HOW」を深掘りする

 よかれと思ってやってしまいがちな質問の一つに、「『なぜ?』と理由を尋ねる」がある。「この間、うっかり電車の中で寝過ごして終点まで行っちゃったんですよ」「どうして寝過ごしたんですか?」といった具合だ。

「なぜ?」と質問したほうに悪気はない。だが、「なぜ?」と聞かれても困ってしまうものだ。「なぜ~したの?」という言葉が批判的に聞こえることもある。しかも「なぜだろう?」と理由を考えて、頭が冷静になるため、気持ちがすっと冷めてしまう。

 質問するなら、「WHY」(なぜ)ではなく「HOW」(どのように)という形を心がけよう。「うっかり寝過ごして終点まで行ってしまった」に対して質問するなら、「一度も起きなかったの?」「目が覚めたとき、びっくりしなかった?」などといった具合だ。

◆職場やビジネスの場での雑談
◇上下関係を保って教えを請う

 上司や取引先との雑談は、他の雑談よりもずっと気を使うものだ。何を話せばいいかわからないし、相手に失礼があってはならない。友だち同士のような無駄話もできないし、変に仕事の話もできない。八方ふさがりである。

 上司や取引先との雑談で緊張してしまうのは、そもそもの関係をはき違えているからだ。気を使うべき相手に対して、変に友だちのようにフランクに雑談しようとするから、無理が生じるのだ。