フィットに“チョイ足し”でも
クロスターは十分に魅力的
フィット・クロスターはフィットのリファイン版。ヤリスと基本コンポーネントを共用しつつも“別のクルマ”として開発されたヤリスクロスと比べるとオリジナル度はやや薄い。だが、そもそもフィットは多様性・万能性をコンセプトに開発されている。“チョイ足し”でもクロスターは十分に魅力的な商品に仕上がった。
エクステリアは、シリーズ唯一のグリル付きフロントマスクとボディ下部のクラッディング処理、専用デザインの16インチアルミが印象的。SUVらしいアクティブ感と精悍性がプラスされている。
ボディサイズは全長×全幅×全高4090×1725×1545mm。専用デザインにより、標準車に対して全長は95mm長く、全幅は30mm拡大。フィット初の3ナンバーボディとなる。取り回し性能は標準車と同等。日本車で最も取り回し性に優れた1台だ。全高は専用サスペンションと16インチタイヤの採用で30mmアップ。それでも一般的なタワーパーキングが利用できる(ルーフレール付きは全高1570mmとなりNG)。