米国の運輸当局と航空業界は、渡航前の新型コロナウイルス検査で陰性だった入国者に隔離期間を義務付けるべきかを巡って米疾病対策センター(CDC)と対立している。事情に詳しい関係者らが明らかにした。米当局が国内外の主要都市を結ぶ安全な「旅行回廊」の構築に向けて外国当局と協議を続ける中で、こうした対立が浮上した。欧米間の移動を巡っては、今も厳しい制限が設けられている。欧州に滞在していた米国人が帰国した際には14日間の自主隔離期間に入るよう推奨されている。また、非居住外国人の米国入りは一般的に認められていない。一方、米国人も大半の欧州諸国を訪問することがおおむね禁じられており、英国を訪れた場合は14日間の隔離が義務付けられている。
米運輸当局と航空業界、入国者の隔離期間でCDCと対立
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