米大統領選は3日、いよいよ投票日当日を迎えた。数千万人の有権者が投票所に足を運ぶとみられており、現職のドナルド・トランプ米大統領か民主党のジョー・バイデン候補か、米国民が次の4年間、国家を率いるリーダーを決める。この他、上下両院の過半数議席を争う議会選、および11の州知事選も同時に行われる。有権者にとっては、移民抑制とポピュリスト(大衆迎合主義)的な通商政策を約束するトランプ氏にあと4年託すのか、それとも巨額の財政出動と指導者としてより伝統的な手法を掲げるバイデン氏を新たに選出するのか、決断が問われる。トランプ氏は同日、まずはFOXニュースの番組でインタビューを受ける。一方、バイデン氏は激戦州のペンシルベニア州に入り、最後の訴えを続ける。トランプ氏はこれまで選挙集会を相次ぎ開催し、支持者の熱意を高めることに腐心。これに対し、バイデン氏はトランプ氏の新型コロナウイルス対応を批判し、有権者に政権交代を訴えてきた。