米大統領選挙でドナルド・トランプ氏の支持票が予想外に多いことに対し、世論調査専門家は、またしても戸惑っている。この予想外の票が、2016年と同様に選挙人の数でトランプ氏に勝利をもたらすのに十分かどうかは、この記事が出る4日朝の段階では、まだ明らかではない。しかし、2020年大統領選を、恐らく「延長戦」の可能性もあるほど、接戦に持ち込むことで、トランプ氏は2度目の政治的大サプライズをもたらした。少なくとも何人かの世論調査専門家は、職場替えを考えているかもしれない。フロリダ州では、トランプ氏が2016年以上の票を獲得し勝利したと分析されている。ジョージア州とノースカロライナ州ではトランプ氏が優勢だが、アリゾナ州は民主党が4年前の結果をひっくり返して奪還したようだ。アリゾナ州の状況は、故ジョン・マケイン氏支持の共和党支持者による報復だろうか。
【社説】米大統領選、最大の敗者は世論調査
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